2013/09/11

2年と半年の宮城県 Two and a half years have passed, MIYAGI -KEN ,TOHOKU

 
こんにちは、宮城県に行ってきました。秋風がとても心地よくご飯も最高で、人も暖かく、笑顔が印象に深く残る旅となりました。今日で、あの震災から2年と半年です。3年が経過する前に東北を訪れる事が出来て、本当によかったと思っています。
現地に行って一層それを感じました。
宮城県の海岸沿い一帯(福島、宮城、岩手まで全ての海岸)は、まるではじめから何も無かったかの様でした。そこにあった家や工場、全ての人工物は、まるで始めから無かったかの様に雑草が生い茂り、かろうじて残った建物も窓は割れ、錆つき、草が生い茂っていました。
自然の力が強大で、それを制御することなんて私たち人間には出来ることでは無いのだとただ頭で考えるだけでなく、目で耳で匂いで、感じました。
自然は人々の営みを津波によって、想像が出来ない程の広大な面積の一切をむしり取って。
2年半が経った今は、津波によってむしり取ったこと自体、その痕跡さえも始めから無かったことにするかのごとく、草を茂らせ、人間が足を踏み入れる、遥か昔の世界に戻してしまう様でした。









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